アッサム・チャ・シネンシスチャ 【英名】tea/tea plant/tea tree 【学名】Camellia sinensis チャの雑学 『チャ』を飲み物として大きく分けると、不発酵茶の緑茶、半発酵茶の烏龍茶、全発酵茶の紅茶の3つに分けることができます。 植物の品種として分けるなら、紅茶の茶葉に適している『アッサムタイプ』と、 ウーロン茶や緑茶に適している『シネンシスタイプ』の2つに区分されるようです。 詳しいことは分からないのですが、実際には、ウーロン茶に使われる茶葉は、 紅茶や、日本茶と同じツバキ科、ツバキ属のチャノキではあるものの、 少し違う種類ではないかと思います。 ウーロン茶の茶葉は、アッサム種とシネンシス種の中間位の大きさの葉をしているらしいです。 《チャノキと同じ仲間》 ●ツバキ ●シネンシス種 ●アッサム種 ●烏龍茶について チャノキの育て方 別名:チャノキ(茶木) ツバキ科/ツバキ属/常緑低木 開花の時期 10~11月頃 種まきの時期 3~4月頃 挿し芽の時期 5~8月頃 植付けの適期 4~5月頃 水やり・肥料 適度の湿気を保ちながら栽培するといいと思います。 注意点 真夏の乾燥に注意し、霜のおりる地域では、防寒対策が必要かもしれません。 利用・効能 緑茶、烏龍茶、紅茶の成分にはカフェインや、タンニンが含まれています。 カフェインには、疲労回復や、利尿効果、覚醒作用などがあり、 タンニンには、コレステロールの上昇を抑えたり、抗酸化作用がありますので老化防止に効果があるといわれています。 害虫と病気 ハマキムシや、乾燥した夏期にはダニの発生に注意します。 ◆花と緑の小さな図鑑TOP◆ ●アッサム ハーブメニューとっぷページ チャのトップページ ツバキについて ◆花と緑の小さな図鑑TOP◆ ●シネンシス 【英名】green tea/China tea 【学名】Camellia sinensis var. sinensis またはThea sinensis 緑茶などの茶葉に適しているシネンシス種は、アッサム種に比べて葉が小さく寒さに強い品種で、おもに日本や中国で栽培されています。 緑茶は発酵させないので、蒸して、揉んで、篩い(ふるい)にかけたものが緑茶として製造されるおおざっぱな工程になります。 『緑茶』と呼ぶものには、煎茶、番茶、抹茶、玄米茶などの種類が有り、不発酵茶に分類されます。 代表的な銘柄には、静岡茶や、福岡の八女茶(やめちゃ)、京都の宇治茶などがあります。 日本茶には、血管を丈夫にするビタミンCが含まれていて、紅茶や、烏龍茶にはビタミンCは含まれていないようです。 ツバキについて ◆花と緑の小さな図鑑TOP◆ ●ウーロン茶について 【英名】oolong tea 【学名】Camellia sinensis var. sinensis 中国茶で知られる烏龍茶は半発酵茶に、紅茶は全発酵茶に分類されています。 烏龍茶などに適している茶葉は、シネンシス種とアッサム種の中間くらいの大きさの葉で、中国や台湾で栽培されているようです。 葉の水分を蒸発させ、発酵させ、発酵途中で葉を炒ることで発酵を止め、揉んで仕上げるのがおおざっぱな烏龍茶の製造工程のようです。 ウーロン茶の有名な銘柄には、鉄観音や凍頂烏龍茶などがあります。 中国茶は、発酵の度合いによって大きく6つに区分されます。 ◆後発酵茶/ヘイチャといわれる黒茶 プーアール茶など、長期発酵させたものが高級とされる。 ◆全発酵茶/ホンチャといわれる紅茶 銘柄ではキーマンが有名 ◆半発酵茶/チンチャといわれる青茶 烏龍茶など ◆弱発酵茶/ファンチャ、ホアンチャといわれる黄茶 君山銀針(クンザンギンシン)など ◆弱発酵茶/パイチャといわれる白茶 銘柄では、白牡丹(パイミュータン)などが有名 ◆不発酵茶/緑茶 竜井茶(ロンジンチャ)など かんたんハーブ作りとっぷページ チャのトップページ |